« 2005年8月 | トップページ | 2005年10月 »

MoMAとバランス

MoMA(ニューヨーク近代美術館)がダイスキな私。

このMoMAの日本公式サイトMoMA Online Store Japanが期間限定のリアルイベント【グッドデザインを手に取る7日間】を開催するという情報を入手。先週末にいそいそと三軒茶屋まで出かけてきました。

せっかく三茶まで来たんだから、まずはランチ。ミーハーなワタシは雑誌のイタリアン特集で必ず取り上げられてしまう田口シェフのお店グッチーナへ行って来ました。

あまり時間がなかったので、前菜、パスタ、デザートのコースを頂くことに。

「おいしいパスタが食べたいよう」と思っていたのですが、お味も量もフツーの“トウキョウイタリアン”。サービスもお店の雰囲気もカジュアルなのに休日のランチにはコペルト(席料)もとられてしまう。

【味・雰囲気・値段】のバランスが悪くてちょっとがっかり。シェフがいらっしゃらないと、お味が変わるお店ってサビシイです。

そういえば、数ヶ月前になりますが、駒澤大学近くにあるラ・ターブル・ド・コンマへお世話になっている方からご招待頂きました。このときも何だか似たようなシチュエーションにオチイリ…。

こちらはもちろん小峰シェフが腕を振るってくださるのですが、なぜか印象に残っているお料理がないのです。シェフにおまかせして10,000円のコースを頂いたのですが、「これ!」という一品に出会えず。どのお皿もお野菜たっぷりの美しい盛り付けで目にはおいしかったのですが、お味の方はぼんやりしていて、「何が一番おいしかった?」と人に聞かれてもきっと思い出せない。

テーブルにご挨拶に来てくださった小峰シェフもお疲れのご様子でオーラが薄れ気味。

「料理は愛情」なんてよく言いますが、本当に“気”がはいらないと人の印象に残るお料理は生まれないものだと改めて思いました。

料理って本当にムツカシイ…。

で、

ランチでちょっとテンション下がり気味なワタシでしたが、MoMAのイベントにてあっさり復活。

イベント開催場所は池尻小学校の一角にある世田谷ものづくり学校。ここがとってもステキだったのです。全国の廃校となった小中学校の跡地を利用してデザインやモノ作りを核としたコミュニティーを作ろうというプロジェクトらしく、校舎がまるごとギャラリー化。

いろいろなデザイナーの方やプロジェクトチームがレンタルクラスルーム(?)でアートを演出中。MoMAのイベントは終わってしまいましたが、その他にも常時イベントを開催しているみたいなので、三茶へお越しの際はぜひ。

ランチはイマイチだったけど、イベントは楽しかったし、帰りに新宿でダイスキな花園饅頭の宇治金時も食べちゃったし、今日一日のバランスはなかなかよろしかったです。

人生のあらゆる場面において“バランス”は大切だと改めて学んだ週末でした。

| コメント (2) | トラックバック (0)

魚沼産のオリーブオイル

先日、今更ながらというカンジですが、西麻布のDAL-MATTO(ダルマット)へ行って来ました。

ナニカと話題のこのお店。コースは4,000円前後のおまかせのみ。ワインはお高いボトルワイン、もしくは飲み放題ワインを選ぶというちょっとフシギなシステムになっております。

お店の雰囲気はフツーのカジュアルイタリアン。ワタシタチが入店した時間は8:00pmちょっと前。すでに飲み放題ワインにやられて、いい感じになった方々がいらっしゃいます。

一番奥の厨房とぴったりくっついた席に通してもらい、サービスのお姉さんがお店のシステムを説明してくださいます。名物(?)の飲み放題ワインを頼む前にまずはビールでカンパイ。

そんな中、友人1名が遅れてくるという連絡アリ。お店的には全員揃ってからのスタートがいいのかと待っていたのですが、ちゃんと着席している人数分のアミューズを持ってきてくださいました。タラのブランダードをあっさりと煮た大根の上にのせたり、自家製のスモークサーモンがでたりとイタリアンというよりはフュージョン系フレンチちっくなアミューズ。

最初の前菜はマンゴのマリネの上にサバの炙り、ナスのマリネの上に石鯛のカルパッチョ、そして明石産タコのマリネという、マリネ攻撃。サバの炙りと石鯛のカルパッチョがちょっとだけくさいのが気になりましたが、マンゴやナスとのコンビネーションでちゃんといただけました。

前菜二皿目は自家製ハム。1週間塩漬けして、1日かけて塩抜きした黒豚を80℃の鍋の中、10時間ボイルしてできあがるこのハムくん。塩がきつくなく、脂身の部分までちゃんと黒豚イキイキです。

冷製パスタは有名なモモのパスタ。モモ好きのワタシとしては“モモは加工せずにそのままで”論を掲げております。でも、これはこれでオモシロイ。

そして、秋の味覚マンサイの栗と松茸のパスタ登場。コレは個人的にスキ。クリームも控えめでちゃんとクリとマツタケが主張してました。クリを剥くのって本当に面倒くさい。イタリアンはフレンチに比べて仕込が少ないのは事実ですが、イタリアンだって大変なのだ。

その後はさつまいも、れんこん、かぼちゃ、水ナス、モロヘイヤ、長いもなどをシンプルに軽くボイルした一皿。おいしいホンモノを食べる会のお野菜たちってホントにヤサイ本来の味がします。でもちょっとお高い。このお値段のコースでちゃんとしたお野菜を食べれるシアワセを感じつつイタダキマス。

メインは鶏のグリル。スゴイボリュームですが、付け合せのうりずん、ニンジン、紅芯大根、アスパラがステキでした。

もともとメインがどーんというのが余り好きではないワタシ。ウワサで“女性はメインを外して頂ける”と聞いていたのでお願いしたのですが、お断りされてしまいました。その代わりにパスタの量を調節したり、いろいろと気遣いはしてくださいます。にもかかわらず、栗と松茸のパスタあたりで撃沈してしまった友人(女子)がカワイソウ…。その分、他の友人(男子)がガッツリいってましたが。

で、hanaのDAL-MATTO(ダルマット)の星の数 【★★★★☆】

賛否両論のこのお店。ワタシはコストパフォーマンスの勝利だと思います。良い素材を使ったおいしいイタリアンをリーズナブルな価格でというシェフのお考えには賛同です。

だから、カトラリーが変えられなくても、1万円以下のボトルワインがなくても、厨房スタッフの方がサービスをして下さってもナットクなのです。

でもねー、あまりの喧騒の中、スタッフのお兄さんの声が聞こえにくかった。

「こちらのオリーブオイルですが、左からシシリア産、魚沼産三陸産になります。」
って言われて、

「小豆島のオリーブを魚沼とか三陸で加工してるのぉぉぉーーーー!やるぅぅぅーーーー!」
とにわかに熱くなったワタシ。

「こちらのオリーブオイルですが、左からシシリア産、ローマ産サルディーニャ産になります。」
が正解でした。

ワタシの間違い方ってセンスあるぅぅぅーーー!と勝手に自画自賛ナイト。こしひかりフレーバーだったり、牡蠣フレーバーだったりなオリーブオイル。

ぜひ一度食してみたいものです。

| コメント (0) | トラックバック (1)

マルで和バル

先日のイタリアンタパスバー Olio(オリオ)で不発だったワタシ。

どうしても、もっともっとおいしいタパスが食べたくて、八丁堀のmaru(マル)2階に行ってきました。

こちらはスペインスタイルのバル。1階にあるLiquor shop宮田屋さんがやっていらっしゃるお店です。

もともとは先代店主である松澤金次郎さんが25年前にお店の一角で立ち飲みを始められたのですが、現在の店主である息子さんがコンセプト新たに5年ほど前からこちらの“maru”を始められたらしいです。

1階には立ち飲みのStand bar maruがありますが、やっぱり座って食べたいワタシタチは2階へGO。

それにしてもまぁスゴイ人、ひと、ヒト。いろいろなメディアに掲載される前からも連日満員状態だったこのお店。ホントに老若男女、いろいろな年代の方がノリノリのラテン系BGMの中、楽しそうにワインを飲んでいらっしゃいます。

私たちが案内されたのはmaru名物(?)丸いテーブルの一角。その穴あき丸テーブルの真ん中で炭火焼きメニューを焼いてくださる先代の金次郎さん。「これがチョイワルオヤジだ!」ってレオンの表紙を飾っちゃうんじゃないかぐらいのカッコイイオジサマです。

そして、サービスのお姉さんもみんな美人ちゃんぞろい。“ちょっとぐらい高いお給料を払っても美人ちゃんを雇った方がお店は繁盛する”という店主のお考えオオアタリ。会社帰り風なおじさま方はうっきうきでサービスのお姉さんにワインを選んでもらっています。

早速ワタシタチも美人ちゃんを呼び止めてオーダー。

「えっと、カナッペは…」
「あ、カナッペ全部売切れですー。」

「じゃぁ、タコのカルパッチョと馬刺し…」
「あ、それも終わっちゃいましたー。」

「そしたら、イベリコ豚のローストと炭火焼きの鶏モモ…」
「あ、全部さっきでちゃいましたー。ちなみに鶏の炭火系は全部売切れですねー。」

どこかで聞いたようなことがあるこのシチュエーション。

今回こそはと予約入れて8時前にお店に入ったのにぃぃぃぃぃーーーーー。

その後もオーダーするものすべてソールドアウト。なんとか最後に1人前残っていたトリッパや、目の前で切ってくれるハモンイベリコ・ベジョータ、炭火焼きのホッキ貝やししゃもをかじりつつ、大好きなエビスを飲む。

このエビス生もグラスで380円。ワインはお姉さんオススメだったイスラエルのガムラ・カベルネ・ソーヴィニヨンを頂いたのですが、これだってボトルで3,000円。ワイン専門店で買うよりも安いお値段です。ちなみに1階の宮田屋さんで自分の好きなワインを買って持ち込むことも出来ます。持ち込み料500円なり。

で、hanaのmaru2階の星の数【★★★☆☆】

限定5食なのになぜか残っていたパルメジャーノのリゾットをまんまと頼んだワタシタチ。オドロキのオイリーなカンジにあっさり撃沈。

やっぱり、流行っているお店は平日の早い時間に入らないとお目当てのものは食べることが出来ないんだと実感。でも、このコストパフォーマンスはスバラシイです。和バルブームの昨今ですが、こちらはまさに“おいしくてリーズナブルな酒と肴”をだしてくれる旬なお店。

次回こそはもっと早い時間に来ようと固く心に誓ったワタシ。

金次郎さんと仲良くなれる日を夢見て頑張りマス。

| コメント (4) | トラックバック (0)

イベントの後のイタリアン

またイベントでまたイタリアンつながり。

でも今回はイベントといっても年相応にフツーに映画を見に行ってきました。

やっぱり映画を見た後に食べたくなるイタリアン。これがまた“ゴッドファーザー”でも観たんだったらイタリアンでも解るのですが、“奥様は魔女”ごときでイタリアンとは自分でもワケわかりません。二コールもびっくりですが、やっぱりイベントの前にも後にもイタリアンなワタシなのです。

で、ふらふらと新橋をさまよっていたら、ニギヤカなお店を発見!

イタリアンタパスバーのOlio(オリオ)です。

このお店の混み具合は尋常ではありません。ワタシタチが入店したときも大入り満員。スシ詰め状態。イスがなくて立って飲んでらっしゃる方も大勢いらっします。でもこのライブ感がいいカンジのお店なのです。

サービスのお兄さんがとっても元気で、とっても気さくで、とにかく明るい。厨房にいるお兄さんもパタパタと忙しそうなのですが、ちょこちょこと近寄ってきては立ちつくすワタシタチの相手をしてくださいます。

あまりの人の多さに一度は入店をあきらめたのですが、サービスのお兄さんにお店の片隅に案内され、レジと向きってビールなんて飲んじゃいました。立ち飲み感マンサイ。

お料理は“イタリアンタパス クシアゲ&ワインバー”というだけあって、イタリアンでスパニッシュでジャパニーズだけどワインでも飲んでみようみたいなカンジです。

お通しの落花生をぱりぱりと食べながら、お料理をオーダー。

「えっと、リードヴォーのサラダと…」
「あ、ごめんなさい、終わりましたー。」

「じゃ、本日のお肉料理は…」
「あ、それも終わりましたー。」

「鯛と塩昆布の冷静カッペリーニって…」
「もう、本当に申し訳ない。終わっちゃってるんですよねー。」

って、やっぱりあれだけ人が入るとお料理だってなくなっちゃいますよね。ううう。

結局、軽く飲みながら、トリッパやオリーブなどつまみ、マルゲリータとペペロンチーノを食べて終了。ちょっとサビシイ。

で、hanaのOlio(オリオ)の星の数 【★★★☆☆】

いろいろな種類のモノが食べれるスペイン風バルって大好き。トリッパのグラタンもガツンと力強く、よろしかったです。

しかし、お願いして作っていただいたペペロンチーノのガーリックの量にオドロキ。ニンニクチップてんこもり。オヤノカタキ(?)ぐらいのってます。

次の日のオシゴトで試作する私をかなり遠巻きにスタッフの方が見ていらしたような。あんまり近寄ってもらえなかったような。

気のせいだったのでしょうか。

| コメント (0) | トラックバック (0)

イベントの前のイタリアン

先日、西麻布にあるクラブのライブイベントに行ってきました。

やっぱり“頑張らなくてはいけないイベント”へ行くときには“頑張らなくてはいけないタベモノ”を食べなくてはいけないというワケのわからない稲井華子セオリー。

そこでやっぱりイタリアン。しかも、麻布のこじゃれたイタリアンじゃなくて、ピッツエリアぐらいのわいわいがやがやのフンイキの中、テンションをあげてお食事をしたい。

「じゃ、やっぱり恵比寿だ。」

と、エビスイタリアン激戦地区にありますデリツィオーゾイタリアの妹分であるVACANZA(ヴァカンツァ)へ行ってきました。

こちらのウリは薪釜で焼くナポリスタイルのピッツァ。そして、このピッツァを含むコースがなんと2,800円で頂けるというスバラシサ。冷たい前菜から2品、温かい前菜から1品、そしてピッツアにパスタ、デザートまで含んでこのお値段とはかなりコストパフォーマンスがよろしいかと思われます。

前菜は牛肉のカルパッチョとカジキマグロの燻製をオーダー。シンプルな盛り付けですが、とにかく量がすごくてびっくりギョウテン。温かい前菜のつぶ貝とジャガイモの香草バターは薪釜で焼かれてでてきます。お味がどうこうというよりも、これまたすごい量にオドロキ。

やっぱり、ピッツエリアではガッツリいくものなのね。

メインのピッツアはマルゲリータとクワトロフォルマッジのメタメタ(ハーフ&ハーフ)にしてもらいました。1枚の生地に半分ずつ違う種類の具材をのせるなんて手間もかかるし、火の入りだって違ってくるので焼き加減も難しくなります。でも、こういうサービスをちゃんとやってくれるお店って本当にウレシイ。

残念だったのは焼き手の方によって違うのか、大好きなピッツァクラストがちょっとコゲ気味だったコト。でも、サービスのお兄さんのゲンキな対応に多少のコゲも気にならなかったりします。

パスタにはどうしてもパッパデルレを食べたくて、“牛テールとホホ肉の煮込みソースのパッパデルレ”というヘビー系パスタをチョイス。パッパデルレはよろしかったのですが、テールとホホ肉がパサパサしててちょっとカナシカッタです。

デザートにはシチリアレモンのソルベとミルクのジェラートをオーダー。最後にやっとサワヤカになれました。

で、hanaのVACANZAの星の数 【★★★☆☆】

【味・雰囲気・値段】のバランスからいくと、もちろんステキです。

でも、年をとるにつれて、高くてもいいからおいしいもの食べたい…とか思ってしまうんですね。納得いかないお蕎麦と納得いかないパスタを食べたときにはこれをひしと感じます。

そして思うのです。

「もう二度とウワキはするまい」と。

でも冒険野郎のワタシはすぐに「もっとリーズナブルで美味しいお店があるはずー」と新しいモノに飛びついてしまう。そして年甲斐もなくクラブイベントにだって行ってしまう。

この“頑張るイタリアン”のおかげで“頑張る一夜”を過ごすことができました。

グラッツィエ♪

| コメント (4) | トラックバック (0)

« 2005年8月 | トップページ | 2005年10月 »