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確定スイーツ

今年の確定申告が終了しました。

「きゃーっ!」

って小躍りしたいぐらいですが、さすがにオトナなのでやめておこうと思う今日この頃。

確定申告をすると、1年間自分がやってきたことがオサライできて意外と楽しかったりします。

そして未だに、

「フードスタイリストって…何してんの?」

とよく聞かれるので、本日はフードスタイリストというカタカナ職業の紹介でもしてみようかと。

ワタシの中で勝手に決めたフードスタイリストの定義は“食に関する何でも屋”です。

レストランをプロデュースしてみたり、お店のメニューを開発してみたり、ライターとしてweb媒体や雑誌に記事を書いてみたり、食の現場を取材してみたり、たまには自分も取材されてみたり。

とこれだけ書くと「自由人のHanaにぴったりの職業じゃん!」とよく言われますが、細かいこともちゃんとやってます。

メニュー開発のおシゴトを頂いたら、まずはクライアントさんが経営しているお店が関わるジャンルを調べてマーケティングから入る猛勉強。大体イメージが固まってきたら、栄養価を計算して、原価を計算して、試作を何度も繰り返す。商品のネーミング、キャッチを考えて…ってホントに地道なヒキコモリ作業が延々と続くのです。

レストランの立ち上げはプロジェクトの中に「ひょいっ」と入る感じです。デザイナーさんが入ったり、シェフが入ったりとプロ集団の中のひとりなので、肩に力が入りすぎちゃったりとかしちゃったりもします。

何週間もかけて書いた企画書が採用されないこともあったり、いろんな理由があって企画自体がペンディングになったりとお金にならない仕事もたくさんします。

そんな中で試食会は大好きなお仕事のひとつ。

ワタシがメニューを試作、クライアントさんに試食してもらうシチュエーションにいつもわくわく。片思いしている先輩に「気に入ってもらえるかなっ。」と手作りのチョコレートを渡す女子高生稲井華子みたいな。

反対にワタシが試食をするシチュエーションもたくさんあります。と、ここでいつも問題発生。

なぜか、おシゴトで【食べ物を食べるコト】が1日に集中するんです。これぞまさしくマーフィーの法則。ランチミーティングして、そのあと打ち合わせで試食して、夜もまたディナーを兼ねて打ち合わせとか。

そんなヘビーな1日にも果敢に立ち向かうワタシ。いつ何時も気合で完食。

食べ物を愛するあまりに食べ物を残せない…というより、ただの貧乏性です。

昨日もお世話になっている飲食関係の方が名古屋から上京されたので、マーケティングも兼ねてスイーツツアーを敢行。

近江屋洋菓子店さんのケーキとボルシチというフシギな組み合わせに始まり、イル・プルー・シュル・ラ・セーヌさんのトランス・シャンプノワーズに苺のショートケーキ、松之助さんのベイクド・アップルパイにNYチーズケーキ。

スイーツめぐりの間にもカフェに入って試食、試食、試食。そして、完食、完食、完食。

母憲子(祝60歳)の「食べ物は残しちゃダメ。」の教育を一瞬恨みたくなる場面でもあります。

そんなワタシを見かねた名古屋のお兄さんに「試食の時は残していかないと数食べれないよ。」とお言葉頂いてしまいました。やっぱりバランスをとるって大切。

これで、2006年度の目標決まりです。(今更だけど)

“試食は残すのが鉄則”

お土産に頂いたゆかりをかじりつつ、お正月から引きずりっぱなしのアンバランスな体型も見直していきたいと思います。

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みんなでカエリヤマ

さて、お誕生日シリーズ第2弾。

また昨年の話になるのですが、友人たちに連れられ、溜池山王にあるフレンチレストランかえりやまへ行ってきました。

本日総勢8名でのフレンチ。

7:00pmに予約をお願いしたのですが、結局全員集合したのは8:00pm。ちょっとバラバラのスタートにもにっこり笑顔で答えてくださったサービスのお姉さん。かなりの美人ちゃんです。

時間通りにお店に伺ったワタシと友人4名の前に運ばれてきたのは香り豊かな紅玉とシャンパンの食前酒。この爽やかな香りがフレンチ特有の緊張感をほぐし、リラックスさせてくれます。一緒に運ばれてきた鴨のリエット(脂でやわらかく煮た鴨肉をほぐして脂と共にペースト状にしたものです)をカリカリパンにのせてパクリ。このリエットを頂いた瞬間に「おっ!」とステキな予感。

アミューズはタコのマリネにクスクスを添えたシンプルな一品。店名と同じ、かえりやまという日本酒と共に頂いたのですが、かえりやまのさっぱりな飲み口にもぴったり。

サワヤカ系のアミューズには日本酒があうことが発覚したあたりで出遅れた3名が登場。足並みそろえてお食事スタートです。

一皿目の前菜はスモークサーモンとポテトのガレットにクリームチーズが添えられた美しい一品。クリームチーズソースがサーモンとガレットをうまくまとめています。トリュフや三つ葉もステキなアクセントで、どうやら私の予感は的中したらしいです。

二皿目の前菜はフォアグラとウズラの卵のココット。その隣にはトリュフをまぶしたトーストが「私も見て見て!」と言わんばかりの存在感。それぞれのポーションは小さいけど、なかなかパンチが効いた組み合わせ。半熟のウズラをトロふわのフォアグラに絡めて、トリュフトーストと共に食す。世界三大珍味のうちの二大を一気に制覇です。

お魚料理はスズキのポアレ。皮目はバターでカリカリ、身の部分はふっくらジューシー。一口食べるとバターソースの風味が口の中にひろがり、なんともシアワセになれます。付け合せのお野菜も彩り美しく、帰山シェフのお人柄が伺える一品。

お肉料理は鴨のローストにきのこのソースがたっぷり。そのとなりにラタトゥイユがちょこんとのっています。冬にフレンチを食べに行くと必ず鴨ちゃんとご対面してしまい、たまに食傷気味になってしまうワタシ。でも、こちらの鴨は柔らかいだけではない絶妙な食感がステキ。きのこの旨みがソースを引き立て、そのソースがまた鴨を引き立てる。お皿の上ですごいタックル組んでます。

北海道産小麦粉の春よ来いで作られた焼きたてパンがまた味わい豊か。噛めば噛むほど美味しいパンに一同カンドウ。

デザートはイチゴのミルフィーユです。これがまたすばらしいバランス。サクサクのパイとバニラビーンズの香り高いカスタードが層になっていて、イチゴも顔を出しています。シンプルだけど、デセール好きにとってはめまいがしそうなくらいのミワクのミルフィーユ。あぁ、このカスタードとパイの間に挟まれて暮らしたい。

プティフールはオーランジェ(オレンジの甘露煮です)、ゴマのクッキーとショートブレッド。形が不揃いだけど、すべてパーフェクトじゃないあたりがまたいいんですね。エスプレッソと共に最後までおいしく頂きました。

で、hanaのかえりやまの星の数 【★★★★☆】

少しづつ美味しいものをいろいろと食べたいワタシにとってはありがたいお店。コストパフォーマンスもよろしいです。

サービスのお姉さんの気遣いがこれまたスバラシイ。グループの中で誰がゲストなのかを一瞬で察して、その人をメインにお料理を運んでくれます。ワインの知識も豊富でソムリエの資格もお持ちかしらみたいな。

しかし、ひとりですべてサービスしていらっしゃるので、お客様がどっと入店されるとなかなか手が回られないみたいです。厨房から料理アシスタントのお姉さんがお手伝いでサービスしてくれるのですが、慣れないみたいでちょっとオロオロ。

サービス料をチャージされるお店にはそれなりのサービスを求めてしまうワガママなワタシ。

なんて言いながらも、こんなワガママなワタシと遊んでくれるステキな友人たちに囲まれて美味しくてシアワセなお誕生日第2弾でした。

いくつになってもお誕生日ってなんだかウレシイ、単純なワタシ。

そして、「友人たちもきっと嬉しいはず」と勝手に信じる、思い込みの激しいワタシ。

いくつになっても友人たちのお誕生日を無理矢理祝い続けようと固く心に誓った31歳の夜でした。

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