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続:ホッカイドウ

前回のホッカイドウの二面性を読んでくれたみなさまから、

「今年の夏はちょうど北海道に行こうと思ってたんだよね~」

というメールやコメントをちょこちょこと頂きました。

「だったらぜひ、ここにも行ってきて~」

と調子に乗ってオススメしたいのが、札幌市から車で2時間ほどの士別市にあるマッケンジーファーム

こちらではトレーラーハウスを利用したステキな宿泊施設でのファームイン(農家民宿)ができます。

トレーラーハウスと聞くと「居心地良いのかしら…」とちょっとドキドキしてしまう小心者のワタシ。

でも、案内されたトレーラーハウスに一歩足を踏み入れた途端にそんな心配はどこへやら。

ベッドルームがちゃんと2部屋もあって、シャワーのお湯もたっぷり出るし、アメニティも整っていて、お掃除もしっかりと行き届いてます。

1日1組限定と聞いてナットクできる快適な空間です。

こちらのカフェ&レストランは完全予約制でオーナーである川又ファミリーの長女美冬さんがシェフを務めていらっしゃいます。

完熟堆肥を利用した畑でお母さまのまき子さんが作られる無農薬の有機野菜や地場の季節の食材を使った数々の創作料理が美冬さんのセンスでかわいらしくサーブ。

中でも、新鮮な搾りたてのミルクで作られた牛乳豆腐はスバラシイです。

そして、夜になると空いっぱいに広がるミルキーウェイ(天の川)もスバラシイ。

お腹も心もスローに満たされます。

もう一軒、お腹も心もスローに満たしてくれるカフェを美瑛町(びえいちょう)に見つけました。

自火焙煎珈琲 Gosh(ゴーシュ)です。

士別市から富良野市へ行く途中に立ち寄ったのですが、こちらの自家製パンはシアワセを感じるお味です。

テラスでのんびりだらんとしながらパン・ド・カンパーニュにキーマカレーをたっぷり浸してイタダキマス。そして、食後に自火焙煎珈琲を頂いてさらにまったり。

北海道の夏を満喫できること間違いなしです。

他にも当麻町でんすけすいかを食べてちょっとリッチな気分を味わえたり、幌加内町(ほろかないちょう)で幌加内そばを食べてちょっとレアな気分を味わえたり、増毛町(ましけちょう)でうにを食べながら「三國シェフもこれを食べてらしたのね…」ってミーハーな気分も味わえたり。

札幌市と士別市と富良野市を結ぶトライアングル地帯をドライブするだけでいろいろな気分が味わえてちょっとオトク

なんともおいしくて、楽しくて、エンターテイメントな北海道です。

市場で毛ガニやイクラを自宅に発送し、ホワイトアスパラを買い込み、デパ地下で北海道スイーツを買いまくり、後ろ髪をひかれる思いで羽田行きの飛行機に乗り込む。

東京へ戻ってきて、いそいそと北海道ナイトを開催しました。

一番好評だったのは毛ガニでもイクラでも白い恋人でもなくて、マッケンジーファームでお土産に頂いた香り豊かなバジル。

どんなお料理に使ってもなぜか主役級。刻まれても、火にかけられても、すごいオーラを放ちまくり。

北海道の大地に秘められた力強さに驚嘆な初夏の夜でした。

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ホッカイドウの二面性

30歳のコエを聞いてから、記憶力が右肩サガリに急降下。

さっくりと忘れないうちに楽しかった北海道旅行の思い出を書き綴っておこうと思ってみました。

札幌では会席から家庭料理まで北海道の食を求めて奔走。

カジュアルな会席料理としてワタシのお気に入りは円山にある日本料理 とらやさんです。

お味はちょっと甘くて濃いめですが、エゾ鹿の味噌漬けやわらびの卵豆腐など北海道ならではの食材がリーズナブルなお値段で頂けます。

中小路にある北あかりさんは北海道家庭料理のお店。

ご主人の楽しいお話と共に旬のお刺身や奥さまのおいしい手料理が頂けます。

スープカレーのお気に入りはスリランカ狂我国さんです。

マジックスパイスとか札幌らっきょとか、よく名前を聞くお店にも伺ったのですが、やっぱりスリランカ狂我国のベーシックな感じが個人的には好きでした。

でも、いろんなお店のカレーを頂いて、「スープカレーって日々進化してるプログレッシブフードなんだ」と新たな発見もあり。

色々と食べ歩いてはみたものの、以前ちょっとだけご紹介した札幌すすきのにある板前料理 しんせんさん(※サイゴの宿題参照)がやっぱり稲井華子イチオシです。

でも、もう一軒イチオシのお店を見つけてしまいました。

今回、いろいろとお世話になったお兄さんにご紹介頂いたおでんの多古寅分店さんです。

「北海道でおでん?」

という感じではありますが、おでんの種って土地によって千差万別。

多古寅分店さんにも関東ではあまり見かけないわらびやふき、根曲がり竹(姫竹)などの山菜がお品書きにずらりと書いてあります。

お出汁は関東風でパッと見たところ真っ黒ですが、一口飲んでみると、鰹と昆布の香りがふんわりと広がります。

「砂糖と塩を両方入れて茹で上げると甘くなりますよ。」

と茹で方まで教えて頂いたホワイトアスパラは甘さとほろ苦さが絶妙なバランス。

新鮮なホッキやイカのお刺身を頂きながら、國稀(くにまれ)を冷で飲む。

ワタシ的にはこれぞ、“正しい北海道での過ごし方”です。

「このお出汁におそうめん入れて食べたいです!」

なんて、ワガママリクエストにも快く答えて頂き、〆におそうめんまで頂いたりして。

“ちょっと一杯”程度に立ち寄れるお店なので、札幌へお越しの際は行ってみて下さい。

多古寅分店
札幌市中央区北5条西13丁目1番地
TEL: 011-251-0787

今回、どこのお店にお邪魔しても共通して感じた人の優しさ。

職業柄、お店にいくと必ずショップカードをもらうのクセがついてしまったワタシ。

「すいません、ショップカード下さい~」

とお願いすると、決まって店主の方が厨房から走って現れて、丁寧にご挨拶してくれるんです。

ショップカードがないお店は空の領収書をくれたりして。

北海道の気候はドライですが、人はみんな温かい。

これぞ、北海道の二面性なり。

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アレンモクとは

毎日、ムシムシとした日が続く今日この頃。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

梅雨のムシでジメな感じが苦手なワタシはおシゴトにかこつけて脱梅雨計画を決行。

またブログを放置し、1週間ほど北海道でちょっと早い夏休みを過ごしてきました。

この時期の北海道へ行くのは初体験だったのですが、ムシとジメからはほど遠く…ホントにドライ。

爽やかな気候だけでもありがたいのに、食材も本土では見慣れないものばかりで食オタク(フードスタイリストとも言います)のワタシにとってのパラダイス。市場で食材を買い込み、デパ地下の端から端まで北海道スイーツを買占め、ひとりご満悦な日々を過ごしてきました

そして、東京に戻ってきてのこの暑さ。

ムシとジメのハーモニーに負けてはいけないと、暑気払いに韓国料理を食べてきました。

向かったお店は上野にある韓国家庭料理 アレンモクです。

以前、自他共に認める上野の達人に連れられて2度ほどお店に伺ったことがあるのですが、2度とも満席で店内に入れず。

今回はなんと夕方5:30pmというフリーランス的特許時間の入店でしたが、それでも2番乗りという微妙なカンジ。

お店の方の優しい対応にうきうきしながら、サービスのお兄さんに案内されてテーブルへ。

座布団に「よっこらしょ」と座った途端、パンチャン(お通し)がバンバン運ばれてきました。お店によってはおしゃれ居酒屋と同じくパンチャンをちょっとしか出してくれないお店もあるので、目の前に並ぶナムルやパジョンにちょっと感動。

ビール片手に山くらげのナムルを突付きつつ、お店イチオシの海鮮チヂミとカムジャタンをオーダー。

折角なので(?)、稲井華子お気に入りのお店の逸品と比較してみましょう。

海鮮チヂミ対決
焼肉&韓国家庭料理 開城家(ケソンガ) VS アレンモク

大久保にあるケソンガの海鮮チヂミは外カリッ中モチッの王道チヂミ。韓国人の旦那さまを持つ友人に連れて行ってもらったのですが、「韓国で食べたのと同じ!」と思えるお味です。

対するアレンモクの海鮮チヂミは外カリッ中フワッ。卵の分量が多いフワフワ生地にイカやアサリから出る旨みがプラスされて、なんとも言えない美味しさ。

個人的にはアレンモクに一票!

カムジャタン対決
韓国家庭料理 東中野 松屋(ソナム) VS アレンモク

カムジャタンとは豚の背骨とじゃがいもを煮込んだ辛いお鍋。東中野にあるソナムでカムジャタンデビューを果たしたワタシは未だにこちらのカムジャタンが大好き。残ったスープにご飯と卵を入れて、サービスのお姉さんがひたすら炒めながら作ってくれる雑炊もどきが絶品です。

対するアレンモクのカムジャタンはスープも飲めるような味付けにしてあります。塩はうすく、辛さはバッチリ。辛い物好きにはたまらないカムジャタンです。

個人的には両者とも別の美味しさで引き分け!

さすがに2人で特大チヂミと大鍋カムジャタンは完食できず、お持ち帰りにしてもらいました。

「電車の中でにおわないかな…」

と思いつつ、お持ち帰り版カムジャタンを覗き込むと厳重にラップでぐるぐる巻きにしてありました。カムジャタン窒息寸前ですが、強烈なにおいは皆無。

お店の方のサービスと心遣いに感動です。

ということで、hanaの【アレンモク】の星の数 【★★★★☆】

お客様が私たちのほかに誰もいらっしゃらなかったので、サービスのお兄さんとお姉さんはかなりリラックスモード。

みんなで大画面液晶テレビから流れる「巨大ラーメン!巨大パフェを探せ!」みたいなテレビ番組になぜか釘付け。

「1万円も出してあのラーメンは食べないよね~」

「パフェもありえないな~」

って、楽しく日韓交流を図りながらみんなで仲良くテレビに突っ込む。

ちなみにアレンモクとは【オンドル(床暖房)で一番暖かい場所】という意味だそうです。

韓国ではお客さまに一番暖かい場所に座って頂くのが最高のおもてなしとか。

国は違えど、お客さまを大切に。やっぱり心がこもったサービスは大切です。

改めてお勉強させられた上野での熱い夜でした。

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