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インパク(トイ)タリアン

前回、ブログ放置を反省したその舌の根も乾かないうちに1ヶ月の更なるブログ放置。

「今年は本厄と大殺界のダブルパンチだったからあんまり更新できなかったに違いない…来年からは大丈夫なはず。」

と他力本願な怪しい妄想を抱くインチキフードスタイリスト。

こんな私のだらりんブログとお付き合い頂いているみなさまに感謝感謝の今日この頃です。

さて、1ヶ月も間が空くと私のショートタームメモリーから“インパクトの薄かったお店”というのはどんどん削除されてしまいます。

でも、なぜかずっと覚えていたり、「ちゃんと覚えておこう!」と思ってメモに書き留めておいたりしたお店があるんです。

そういう時は必ずしも美味しかったという印象だけではなく、“食”に“+α”のインパクトがあったとき。

ということで、久々に薄っぺらい記憶をたどりつつ、イタリアンのお店を2軒ご紹介したいと思います。

まず1軒目は六本木のDE SOT BAR NOZAKI(デ・ソト・バール ノザキ)です。

大学時代のお友達に紹介してもらったこちらのお店。

野崎シェフのお料理は繊細で美しく、なんだかとってもフェミニンな香りです。

メニューは一応あるのですが、サービスの方とお話しながらオススメのお料理を自分の好みで組み立てていけるのがステキ。“メインよりは前菜派”の私にとっては嬉しい限りです。

アミューズはオリーブをフリット仕立てにしてあったり、レバーペーストもグイジェール(チーズがかかったシューパフ)とのコラボでちょっとフレンチちっく。

アンティパスト(前菜)には新鮮な生牡蠣、フェンネル(ウイキョウ)をきかせた爽やかなタコのマリネ海の幸のリエット(食材を煮込んでペースト状にしたもの)、そして塩が落ち着いてちょうど食べごろの豚肉のパテがやってきました。

そのあとに友人たちは白子のポワレを頼み、白子が苦手な私はトリッパとちりめん白菜の煮込みを頂きました。トリッパの旨みが白菜にしっかりと絡まっていい感じです。

プリモピアット(パスタ)にはサフラン風味のアスパラリゾット白魚とからすみのパスタウニのクリームソース・タリアテッレ(手打ちパスタ)をオーダー。こうして少しずつ自分の好きなパスタを食べれるのはホントにシアワセです。

アンティパストとプリモで大満足の私たちはそのままデザートに突入。

デザートはミント、マジョラム、バニラ、キャラメル、ココナッツという5種のジェラートジャスミンティーのクレームブリュレ、ちょと軽めのブラウニー、ラムがきいたパンナコッタナッツたっぷりのケーキと本当に夢のようなプレート。

ポーションもかなり少なめなので、美味しいものを少しずつ食べたい女性にとってオススメのお店です。

さて、2軒目は恵比寿にあるIL BOCCALONE(イル・ボッカローネ)です。

こちらは1989年オープンの老舗。

NOZAKIさんがソフィスティケートされた“東京イタリアン”なのに対して、こちらはまさに王道トラディッショナルな“伊太利亜イタリアン”

アンティパストをおまかせするとカポナータ(野菜の煮込み)、アランチーニ(イタリア風ライスコロッケ)、小海老と白いんげん豆のサラダコールスローナスのグリルヤリイカのフリットなどがワンプレートにどーん!と盛られてやってきます。

プリモには香り豊かなホワイトトリュフのタリアテッレポルチーニ茸のパルメザンリゾットを。

セコンドにはこれまたどーんと自家製ソーセージと鴨胸肉のグリルが。

デザートにはモンブランアップルパイチョコレートケーキと本当にイタリアンな食べっぷり。

さて、ここでふと「何がインパクトあるイタリアンだったんだろう…」と思うわけですが、イル・ボッカローネのマネージャーの方のキャラクターがおもしろかったんです。

この日はかなりインターナショナルなメンバーでお邪魔したので、英語と日本語とイタリア語をちゃんぽんしてメニューを決めておりました。

そこへイタリアンなマネージャーのお兄さんが乱入。

巧みにイタリア語と英語と日本語を使い分けてメニューを説明してくださったのですが、なんだかご自身もわけわからなくなられるみたいでそれがちょっとツボでした。ご興味がある方はぜひ一度いらしてみてください。

「じゃぁ、NOZAKIさんのインパクトは?」という話ですが、やっぱりこれもキャラクター。

お店に入って席に着くと、エントランスからなにやら賑やかなおばさまの声が。

「シェフのご親戚の方かしら…」

と思いながら振り返ると、そこにはピーコさん(おすぎさんだったらごめんなさい)の姿がありました。

よくいらしているらしいのですが、ピーコさんのすごいまくし立て方がツボでした。

これって不思議なもので和食のお店で賑やかなキャラクターの方と出会うと「静かにしっとりと食べたいのに」とちょっと悲しくなったりするものですが、イタリアンだと「賑やかに食べたいからOK!」なんですね。

どうやら、私の“記憶に残る食”は“記憶に残る人”との関連性があるようです。

“食との出会い”も“人との出会い”も一期一会。

2007年書初めのお題にしたいと思います。

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