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フクオカ最終章

やっときましたフクオカ最終章。

3月初旬の話を4月末まで引っ張るのもどうかと思いつつ、最後はちょっと福岡のフレンチ話などさせて頂きます。

さて、東京と比べると絶対数が少ない福岡フレンチ。

福岡では新鮮な食材が手に入るので

【仕込みで勝負のフレンチ<食材で勝負のイタリアン】

なんて方程式が成り立つのではないかとも言われております。

でも、個人的には福岡フレンチっておもしろいと思うんです。

正統派フレンチとはちょっと違うアレンジがきいていてフレンチ苦手な方にもさっくりと受け入れられる。

新鮮な食材を使った野菜たっぷり福岡フレンチの中でも私のオススメがFujiwaraです。

こちらも母憲子のお気に入りのお店で私も帰省する度にお邪魔しています。

藤原シェフの食へのこだわりがお料理すべてに現れていていつもサプライズの連続です。

それだけ聞くとシェフは職人気質の怖い方のような気がしますが、実はお客様とのコミュニケーション大好きな方でカウンターではいつもにこにこ。

天神のど真ん中でうちの母憲子から

「愼吾ちゃぁぁぁ~ん、元気ぃぃぃ~?」

と大声で5m先から呼び止められてもいつもにこにこ。

人間的にもステキな藤原シェフのお店ご紹介…と思ったのですがFujiwaraにまつわる話しはたくさんあるのでまた今度させて頂く事にして。

今回は福岡フレンチに+αの要素が入った西中洲にあるRALPH(ラルフ)をご紹介します。

フレンチとご紹介するよりはお鮨のお店とご紹介した方がいいのか…と迷ってしまうこちらのお店。

オーナーシェフでいらっしゃる本岡シェフは福岡の調理師学校を卒業後、LAの某有名鮨店で5年ほどSUSHIシェフ、後パリにて現在のパートナーである佳奈枝シェフと1年ほどケータリングシェフをやっていらして、昨年西中洲にRALPHをオープンされたというおもしろいご経歴の持ち主です。

お料理のスタイルはヌーベルジャポネと言いたいところですが、しっかりと和食部門とフレンチ部門にわかれており、和食部門は本岡シェフが担当、フレンチ部門はパートナーである佳奈枝シェフが担当されています。

和食とフレンチが両方頂けるという事でわくわくしながらこの日は6,000円のコースを頂きました。

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(写真・左)カウンター席のテーブルは和紙が引き込まれていておもしろい造りになっています。テーブルセッティングもシンプルでステキ。

(写真・中)前菜は和テイスト。スペースを生かした盛り付けもアートですが器がまたスバラシイです。

(写真・右)お魚料理はスズキのポアレです。アサリとベーコンから出た旨みが春野菜にしっかりと絡んで口の中に入れると春の香りがふんわり広がります。

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(写真・左)お造りは大ぶりな厚い器に盛られてやってきました。私たち親子のワガママにより、ちょっと炙ったり、ちょっと〆たりと丁寧なお仕事がしてあります。ローズソルトで頂くとまた美味しさが引き立つ一品。

(写真・中)雲仙ブランドの豚のグリエです。ポークはジューシーに仕上げられ、フレンチの代表格であるポルトワインソースがぴったり。実はこの後にトロの炙りやしめ鯖など握り3貫とリクエストで巻物が出るので、「濃厚ソースに舌が負けそう…」なんて思っていたのですが、ポルトの甘酸っぱい爽やかな香りのみが残り後味はすっきり。握りも美味しく頂けました。

(写真・右)デセールは5品ほどから選べますが、私はモンブラン風ガトーショコラをチョイス。グラス(アイスクリーム)も選べるのでマロンのアイスを添えてマロン尽くしでいただきます。かなりのボリュームですが、一気に食べ終えてしまいました。

和食の世界は引き算、そしてフレンチの世界は足し算なんてよく言われますが、その引き算と足し算のバランスがきれいに取れていてびっくりしました。

母憲子からお料理の内容を聞いたときに

「交互に出てくるとフレンチのプラス力に和食のマイナス力が負けちゃうかも…」

なんて思っていたのですが、見事に嬉しい裏切りを頂ました。

ということでhanaのRALPHの星の数 【★★★★☆】

LAでSUSHIシェフをやっていらしただけあってカウンター内パフォーマンスも素晴らしい。

お客様と楽しくお話しされながら、綺麗なお仕事をされる方です。

コストパフォーマンスも素晴らしく、このお料理内容だとかなりお酒を飲んでもらわないと採算が合わないのでは…と勝手に心配したくなるほどです。

お店の内装もお食事をするというよりはお酒を頂くスペースという感じで、真夜中過ぎるとバーに変身というのも納得。

福岡の食のシーンも日々進化を遂げていてスバラシイとひとりで感動。

そんなこんなで長々とフクオカ3部作(プラスおまけ温泉)にお付き合い頂きありがとうございました。

これでめでたく

おわり

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ハゲの湯でひとやすみ

フクオカ食話のつづき…

とも思ったのですが、今回はちょっとヨリミチしてハゲの湯話などさせて頂きます。

「ハゲ?」

一度聞くと忘れられない感じの名前ですが、正しくは平仮名ではげの湯

熊本県阿蘇郡の小国町にある温泉郷です。

熊本の温泉と言うと黒川温泉がメジャーではありますが、黒川にある名旅館の女将たちが通う秘湯がこのはげの湯だと言われています。

またもや親子3代(祖母・アイ子、母・憲子、娘・華子)で今回は湧蓋山(わいたさん)の麓にあるはげの湯温泉たけの蔵にお邪魔することにしました。

福岡から高速で2時間ほど走って、日田インターで降りると熊本県の南小国町に到着します。

案内役である母憲子の「まずはここのピッツァとパスタを食べてっ」という指南のもとまずは立ち寄り湯…ではなく、立ち寄り食を。

蕎麦街道の中にぽつんとある洋食屋さんレストラン プチトマトにお邪魔しました。

こちらのお店のバックヤードにはご主人自作の石釜があってびっくり。

3月の平日の真昼間だけあってお客様ゼロの店内でちょっとドキドキしましたが、優しい奥さまに案内されてテーブルへ。

ドライバーでないのをいいことにワイン片手に次々とオーダーしてお食事スタートです。

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(写真・左)一度は絶滅したと言われる幻の鶏天草大王のスモークハムです。食べ応え十分ですが、ちょっと大味?という感じです。

(写真・中)きのこと自家製ハムを使ったきよらパスタです。見ためが中華っぽいですが、味もイタリアンと言うよりはなんとなく中華より。ほうれん草を練りこんだ自家製パスタとマッチしていてこれはこれで好きです。

(写真・右)ミックスピザをお願いしたのですが、シーフードピザが来てしまいました。でも、石釜パワーでシーフードまでもがおいしくなったような気が…最後まで美味しく頂きました。

この他にもイカ墨のパスタを頂いて、かなりマンプクな親子3代。

ちなみにこちらのワインの価格はびっくりプライスです。奥さまに聞いてみるとほぼ原価でやっていらっしゃるとか。

飲めなかったワインはちゃんと持ち帰ることもできます。

食後にはごぼうのソフトクリームをサービスして下さったのですが、濃厚ミルキーなクリームの中にゴボウの風味がふんわりと鼻に抜けてフシギ体験。

温泉もいいですが、プレ癒しを求める方には奥さまの笑顔がオススメです。

レストラン プチトマト
熊本県阿蘇郡南小国町赤馬場3230-1
TEL: 0967(42)1881

優しい奥さまとご主人にご挨拶して、マンプクなお腹を抱えつつ一路たけの蔵へ。

母憲子の興奮ナビをBGMに外を眺めているとホントにのどかな風景。

「あ、棚田だ~。すごいね~。」

とちょっとテンション上がってきたあたりであっという間にたけの蔵に到着。

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 「お邪魔しまーす♪」 





中に入ると優しい木の香りがふんわり。

天井のどっしりとした梁に見とれていると、奥さまが「古民家を解体した時に回収された古材を使っているんですよ」と教えてくれました。

何だかとっても懐かしい感じの母屋です。

案内して頂いたお部屋ものんびりいい雰囲気ですが棚田を見下ろしながら開放感に浸れる露天風呂がまたいい感じ。

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 「久々の硫黄の香り~♪」





湯の花がふわりふわりと浮いていているのも風情があってなんともステキです。

さて、お湯からあがって程なくするとあっという間に18時でお食事の時間。

ピッツァとパスタで重いお腹を抱えつつお料理スタートです。

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(写真・左)前菜には手長海老や桜豆腐、お造りには湯葉刺しや馬刺しに地鶏のタタキなど山の幸マンサイです。鉢肴も山菜の胡麻和えがでて何とも春らしいお膳です。

(写真・中)外はパリッと中はふんわり、今年初の鮎の塩焼きです。お子さまな私はどうも内臓の食感が苦手なのですが、コースの中にふらりとでてくると「おひさしぶり!」感があり嬉しくなります。

(写真・左)出来たものからどんどん出してくださるので、お料理の順番がいろいろですが今度は揚げ物です。苦味が美味しいふきのとうにたらの芽と春の定番がお目見え。もうこのあたりで腹12分目です。

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(写真・左)自分の好きなタイミングでお願いすると温めて頂ける豆乳スープです。優しいお味でひと口頂くとほんわか気分になれます。

(写真・中)メインの地鶏の地獄蒸しです。じっくり蒸されたやわらか地鶏に特製の餡をかけて食べると「ビールもう一杯~」の美味しさですが、さすがにギブアップ状態の親子3代。お願いすると急速マイナス60℃冷凍して頂けるので次の日にお持ち帰りできます。

(写真・左)〆の煮込みラーメンです。ホントにまさかのボリュームですね。

この他にも季節のご飯や香の物はもちろん、写真を撮り忘れた蓋物だったりちょっとした酒の肴だったりと色々と出してくださるのですが、やっぱり遅めのイタリアンランチがガツンとひびいていてしまいせっかく出していただいたお料理をすべて半分以上残してしまいました…本当に申し訳ないです。

板長である息子さんは黒川温泉・山みず木でずっと板場に立っていらっしゃったとのこと。3年ほど前にお邪魔した山みず木のお料理は以前とすっかり変わっていてがっかりした記憶がありますが、たけの蔵のお料理はすごく努力していらっしゃるんだというご様子が伺えます。

せっかくなので朝食もついでにご紹介。

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(写真・左)オーソドックスなザ・ジャパニーズ的朝食です。お野菜も朝からたっぷりでウレシイ。

(写真・中)キャベツの地獄蒸しがどーんと運ばれてきました。蒸されることによってキャベツの甘みもひきたちます。

(写真・左)一見、いちごと大根の煮物?という感じですが実はこれ大根ゼリーです。何だかフシギ食感とお味で思わず「?」顔になってしまうかわいいデザート。

朝からまたもやのマンプク加減にもびっくりですが、もっとびっくりなのはこちらの宿泊料金です。

内風呂がついたお部屋で1名16,000円!

「内風呂がなくてもいいわ」という方はなんと13,000円!

深夜番組の間に流れている通販CM的にご紹介してしまいましたが、このお値段でたけの蔵クラスのお宿に泊まることが出来るなんてホントにびっくり。

私がいつも大切にしている【味・雰囲気・値段】のバランスがとてもよくまた感動。

はげの湯温泉 たけの蔵
熊本県阿蘇郡小国町西里3051
TEL: 0967(46)4554

帰りは木の花ガルデンで食材やお花を大量に購入。

ここでまた熊本や大分の地元PR力はすごいなと改めて感じてみました。

そんなこんなで次回フクオカ最終章へ

つづく

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続:フクオカ

桜の季節も終わり、緑が美しい今日この頃。

確定申告前に欲しかったフリーランス向け青色申告関連本をこのタイミングで入手し熟読中です。

1,000円ちょっとの投資で好きな時に好きな事を学べる。

「本ってステキ」と改めて感じてしまいました。

書籍もいいけど、ゴハンもね。

ということで、やっぱりフクオカに続いてフクオカの美味しいものをご紹介して行きたいと思います。

さて、今回やって来たのは警固交差点近くにあるakka punto effe(アッカ・プント・エッフェ)

母憲子のお気に入りイタリアンで私も帰省すると必ずお邪魔するお店のひとつです。

藤田シェフは東京のLA BISBOCCIA(ラ・ビスボッチャ)やIL BOCCALONE(イル・ボッカローネ)で修行された後、イタリアへ渡られて、1999年に福岡・警固にアッカ・プント・エッフェをオープンされました。

実は福岡のイタリアンってすごくレベルが高いんです。

同じ警固にあるイル・ボッコーネペルケ・ノー、天神のパセットに西新のイタレリ屋ツクセリ屋などなど福岡イタリアンを網羅しましたが、やっぱりアッカ・プント・エッフェが個人的には一番好き。

この日はランチでお邪魔したので軽いコースを頂くことにしました。

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(写真・左)前菜は糸島で栽培された有機野菜のサラダです。口に入れるとふんわりとグリーンの香りがして「野菜です」と主張してくれるシアワセサラダ。

(写真・中)プリモは私が大好きなパスタフレスカ(手打ちパスタ)を使った魚介のラグーです。もちもちのタリアテッレに魚介の旨みたっぷりのラグーが絡んで白ワインによく合います。

プリモにテンション上がりっぱなしの私はまたセコンドの写真を撮り忘れてしまいました…が、セコンドは和牛頬肉の煮込みでした。とろとろぷるぷるの頬肉ですが、柔らかいだけでなくちゃんと歯応えもあり、しっかりと肉本来の味がします。

(写真・右)デザートはオレンジのタルトにヨーグルトのジェラートを添えたシンプルで爽やかな一品。ビスコッティなどのパスティチェリア3種も食後のエスプレッソと共においしく頂きました。

ということで、hanaのakka punto effeの星の数 【★★★★☆】

奥さまのサービスもウレシイこちらのお店ですが、昨年2月にリニューアルしてからランチの価格帯がかなり上がってしまったんです。

リニューアル前はランチが1,000円程度からあったのですが、今は3,000円のコースのみ。以前、ランチで通っていた会社員の方々は寂しいんじゃないかといらない心配をしたりして…。

お客様はお店を選びますが、逆もまたしかり。

食材に対するシェフのこだわりはリニューアル後に一段と磨きがかかったのでそれを伺うとなるほど納得の価格ではあります。

さて、イタリアンを頂いたこの日の夜はさっぱりとふくを頂きに薬院にある旬菜処畑瀬へ。

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(写真・左)呼子のイカをさっと湯引きしたぬたあえです。九州独特の甘めの酢味噌で頂くとちょっとお菓子っぽい。

(写真・真ん中)ご主人ご自慢の自家製胡麻豆腐。濃厚な胡麻の風味とプルプルの食感がウレシイ一品です。

(写真・右)ふぐ刺しをたっぷりの博多ネギと一緒に頂きます。湯引きした皮の部分がプリプリしていてこれまたシアワセの食感。写真が1人前の量です…毎回びっくり。

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(写真・左)鯨の皮とかつお菜をさっと煮付けてあります。臭みもなく、さっぱりと頂けました。

(写真・中)やっぱり最後はふぐのお出汁たっぷりの雑炊で〆です。これを頂くと、気持ちもおなかもホッとします。

(写真・右)またお酒を程よく頂いて、ほんわか気分でふぐの唐揚げや食後のデザートなどなど写真を撮り忘れてみたので、ちょっと珍しい緑梅の写真など。

ご主人もいつも優しく迎えてくださって、奥さまとお嬢さまのサービスもスバラシイ。

こちらのふぐのコースが8,000円…リーズナブルにふぐを食べたい方にオススメです。

旬菜処 畑瀬
福岡市中央区薬院2丁目3-31
TEL: 092(714)3385

大好きな人たちと美味しいお食事を頂く時間って本当に大切だなと実家に帰ると改めて思います。

そんなこんなで私好みのお店のご紹介はまだまだ

つづく

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