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続:ちょっと四川

さて、前回のちょっと四川から"つづく"と言いつつ、2週間越えを記録してしまった今日この頃。

折角なのでちょっとつづかせて頂きたいと思います。

そんなこんなで私好みの四川なお店というお話。

板橋にある不思議な外観のお店で蜃気楼さんといいます。

かなりの人気店なので言わずと知れた感もありますが、一種独特な空間で頂く絶品四川とご主人のお人柄が絶妙なバランスを醸し出す大好きなお店です。

カウンター6席、小上がり4席の狭い店内であっという間に満員になってしまうこちらのお店。

お鮨屋さんだった場所を居抜きで使っていらっしゃるのか目の前にはガラスのショーケースが置いてあり、その奥に卓上コンロがぽつんと置いてあります。

「中華の命は火力じゃないんだ…」

と目からウロコの発見もあり。

カウンターに座ってまずはエビスビールをオーダー。

クラゲ、ミミガー(豚耳)の煮こごり、叉焼の前菜三種とともにいただきます。

と思ったら、クラゲの形状がとてもフシギ。

ものすごく肉厚な白きくらげといった感じです。

ご主人に伺ったら「あ、これは頭の部分ですよ」とのこと。

コリコリというより、サクサクとしていて「こんなクラゲもあったんだ」と思わせる新食感な一品です。

続く煮こごりも叉焼もご主人の丁寧なお仕事が伝わってきます。

「あ、ものすごく好きな感じのお料理だ」

と嬉しくなって、ご主人にオススメ頂いた小龍包、麻婆豆腐、坦々麺などをちょこちょことオーダー。

何を頂いても今まで食べてきた四川料理とは一味も二味も違うんです。

ご主人に伺ったところ、積極的に現地に足を運んで色々なものを食べ、その中で美味しいと思った料理の良い部分だけを取り入れてアレンジされるらしく。

「だから、うちは本場の味100%ではないんですよ」

とおっしゃるご主人にナルホド納得。

でも、成都(せいと)風坦々麺はこちらでしか頂けない一品ではと思います。

さんちで頂いた坦々麺とはまた似て非なるもので、花椒(ホアジャオ)の香りがまた違うんです。

「こっちの方が香りがいいよ、はい」

とガラスのビンに入れられた各種花椒の香りを嗅がせてもらってお勉強。

「花椒ってこんなに種類があるんだ…」

と思っていたら、今度は紹興酒のお話にシフト。

こちらの紹興酒がまたとてもいいんです。

ご主人が独自にブレンドして出してくださる甕だし紹興酒。

現地から持ってきた紹興酒を年代別に分けて色々とブレンドして出してくださいます。

まろやかではありますが、結構甘さも強いので甘いお酒が苦手な私は1杯で満足。

でも、紹興酒好きの友人曰く、「とまらない」らしいです。

というわけでhanaの蜃気楼の星の数 【★★★★★】

ご主人に感謝感謝の★5つ!です。

「一人分しかないけど分けて食べてね」

と出して頂いた杏仁豆腐。

中華料理の最後に出てくる杏仁豆腐とは全く違った濃厚ブラマンジェアーモンド風味。

本当に研究熱心でいらっしゃるのねと友人と感動。

授業料を払わなくちゃいけないのでは…と心配するほど、四川だけにとどまらないアジア料理の色々なことを教えて頂きました。

お腹もココロも頭も満足な夜。

しかし、北東京には蜃気楼だったり、楊だったり、栄児(ロンアール)家庭料理だったりと評判の四川のお店が多いことに今更ながらに気づいてみました。

もうちょっとぴりりの四川料理にはまってみようと思います。

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ちょっと四川

最近はおウチごはんにはまりまくりの今日この頃。

でも、昨年から地味に続いているマイおソトごはんブームがあります。

中華の中でもぴりり感がウレシイ四川料理です。

もともと辛いもの大好き!だったのですが、某食サイトの編集長に教えて頂いた十条のという中国家庭料理のお店がきっかけでちょこちょこと四川料理探索に出かけたりします

「絶対、坦々麺食べてね」

と言われて、楊デビューを迎えたのは8ヶ月ほど前。

お友達を誘い十条本店ではなく池袋店の方へ出かけたわけですが、場所がわからずに迷いに迷ってランチ終了時刻である13:30にギリギリ入店。

恐る恐る「た、坦々麺、まだ食べれますか…」とお姉さんに聞いてみると快くOKサインを頂きました。

「辛さはどうしますか」と聞かれてとりあえず「普通で…」とお願いして待つこと15分。

運ばれてきたお皿を覗き込むと麺の上にはたっぷり挽肉とこれでもかのピーナッツ攻撃。

花椒(ホアジャオ:山椒)の香り高い本土バージョンの坦々麺でした。

実は汁なし坦々麺なるものを食べるのが初めてな私。

ぐるぐる混ぜて食べてみると花椒の香りが鼻にふんわりと抜けかなりクセになる味。

でも、"パスタはアルデンテ!ラーメンはバリかたで!"派としましてはコシとは無縁のもちもち麺に飽きてしまい結局半分でギブ。

それからは「坦々麺の単品食べは避けよう…」と固く心に誓い、今度は総勢7名でこれまた池袋にオープンした楊3号店へ伺いました。

とりあえずみんなで食べれば大丈夫と前菜には大好きな豚耳の和え物、豚の胃袋の和え物、牛ハチノスの和え物などモツ系の和え物を片っ端からオーダー。

続いて、四川麻婆豆腐、空心菜炒め、トマトと卵炒め、水餃子に焼き餃子に小龍包などなど…ついでに火鍋までオーダーして大宴会スタートです。

青島ビールを頂きながら、豚耳のコリコリとキュウリのシャキシャキ感を楽しむ…至福のヒトトキ。豚の胃袋もハチノスもぴり辛さっぱりで期待を裏切らないお味です。

水餃子はスープに入ってくるのかと思いきや、茹であげられた状態で登場。もちもちの皮をひと口かじると肉汁があふれ出し、小龍包かと思うほどのジューシーさ。

楽しみにしていた四川麻婆豆腐はたっぷりのオイルと花椒の香りに包まれてやってきました。

見るからに辛そうですが、麻(マー:花椒の痺れる辛さ)と辣(ラー:唐辛子のぴりぴりとした辛さ)のバランスがとてもよくあっというまにみんなで完食。

ということで、突然ですがhanaの中国家庭料理 楊の星の数 【★★★★☆】

オーナーの楊さんもとても優しい方であまり四川慣れしていない私にとってはウレシイお店です。

大勢でいろいろなお料理を食べれて大満足。

が、しかし…

もっと私好みの四川なお店を見つけました。

ということで、また四川な話が

つづく

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ボーネンブロートとは

気づいてみればあっという間にもう6月も4日目に突入

「あら、今年ももうすぐ半分終わり…」

なんて思っていたところに突然のピンポンです

きたきた、きました、ドイツパン♪

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 「どうも、ベルリーナラントブロートです。」





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 「続いて、フロッケンセサムです。」





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 「えっと、ラインザーメンブロートです。」






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 「なんとなく末っ子のボーネンブロートです。」





ドイツパン好きにはたまらないマインベッカーさんからのお届けモノです。

日本におけるドイツパン先駆者であるベッカライ ブロートハイムの明石克彦シェフの下で修行された宮崎章シェフが千葉県にオープンされたのがマインベッカー。

ベッカライ ブロートハイムには何度か伺ったことがあるのですが、マインベッカーへはなかなか伺う機会がなく…今回初のマインベッカーラインアップ。

「パンは焼きたてが美味しいからお取り寄せは…」なんて思っていたのですが、ドイツパンは焼き立てよりも1日経ったぐらいが一番美味しいとのお話。

なるほど納得しながら早速ちょっとずつ頂いてみました。

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 「ベルリーナントブロート…長い名前ですが要するにライ麦パンです。」




ドイツ伝統の田舎パンです。サワー種独特のふんわりした酸味がありますがライ麦と小麦の比率が7:3ということでかなり食べやすいライ麦パン。しっかりと目が詰まったパンを口に入れるとほろほろと崩れ食感もなめらか。

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 「フロッケンセサムの"セサム"でお分かりかと思いますが、表面にはゴマがたっぷりです。」




ホントに表面にはこれでもか!と言うほど大粒の金ゴマがたっぷりとまぶしてあります。胡桃とレーズン効果で酸味は和らぎ、ゴマの香ばしさがふんわりと広がります。ずっしり重くてかなり食べ応えがあるセサムさん。

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 「ラインザーメンブロートはアマニ入りのパン…でアマニって?」




もっちりとしていて塩もしっかりときいているので食べ勧めるともちもちご飯を食している気分になります。アマニと全粒粉のツブツブ食感がおもしろい。どうしたらこんなに水分量の多いパンを焼くことが出来るのか…ホントにフシギです。

で、アマニって?と言う話ですが、アマニとは呼び名そのまま亜麻(アマ)の種です。欧米ではflax seeds(フラックスシード)と呼ばれシリアルを食べているとよくご対面します。α-リノレン酸を多く含む食品と言うことで日本でも最近注目のアマニさんです。

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 「ボーネンブロートはドイツと日本の融合作品です。」





ベルリーナラントブロートの生地に大納言がごろごろとプラスされたこちらのパン。宮崎シェフはお汁粉をイメージされたと言うことですが食べてみて納得。サワー種の酸味がお汁粉について来る箸休めの塩昆布的な役割を果たし、いくら食べても飽きがこないパンです。

ドイツパンは薄くスライスしてそのまま食べるのが一番好きな食べ方ではあるのですが、今回はママレードを薄く塗っていただきます。

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 「どうも~、シシリーから来ました~」







添加物を一切使わずに作られたサンジュリアーノのママレード。

苦味と酸味のバランスもよくお気に入りですが、ドイツパンと相性ぴったりでびっくり。

そして、タイトルの"ボーネンブロート"とはという話ですが、日本語に直訳すると"豆パン"。

先日、名古屋出身のお友達が小倉トーストの話をしたら東京生まれの東京育ち勢に「気持ち悪い~」とカワイソウな大批判を受けていたわけですが、小倉トーストだってドイツに行けばきっと立派なボーネンブロート。

ヨーロッパでは空前の日本食ブームなのでドイツの方にも小倉トーストが受け入れられるかも。

なんて期待を抱きつつ、ボーネンブロートをかじる今日この頃でした。

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