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岩さき in 京都

さて、京都2日目はずっと前から行きたかった岩さきさんへお邪魔しました。

こちらは釜座通御池を上ってすぐの日本料理のお店ですが、本当にご主人のお仕事が素晴らしい。

食べるのに夢中でまたカメラセンスゼロパターンに陥りましたが、お料理と器の素晴らしさを少しでもお届けできれば幸いです。

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先付けはたこを土佐酢のゼリー(ジュレ)でさっぱりと頂きます。
目にも美しく、夏の暑さを忘れさせてくれる一品です。

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椀物はもちろん旬の鱧と玉子豆腐。
蓋を開けるとお出汁の良い香りに包まれ、それだけで至福のヒトトキ。
ひと口頂いてみるとその幸せが口から喉元へ流れていきます。

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お造りはまぐろと焼き穴子です。
添えてある薬味と長いもをしっかり混ぜ込んで頂きます。

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お凌ぎは豆乳とじゅんさいのすり流しです。
涼しげな器とお料理がベストマッチで嬉しくなってしまいます。

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あ、ブレまくっていますが揚げ麩と京野菜の炊き合わせです。
賀茂茄子やお麩にしっかりとお出汁を染ませて最後までしっかり頂きました。

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岩さきさんご自慢のご飯。

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きらきらと輝く白米は美しく、もっちりつやつやの逸品です。
サーブされるタイミングも素晴らしく、ただただ感動。
奥さまが「これも食べて下さいね」とサービスで出してくださったすっぽんちりめんにまた感動。

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最後は水菓子を頂きましたが、スイカの赤とキウィの緑が白い器に良く映えます。

お料理の器はもちろん、ビールグラスや酒器もとにかく素敵で奥さまに伺うと「主人が少しずつ買い集めたものなんですよ」と嬉しそうに仰っていました。

明るくて楽しい奥さまと優しいお母さま、そしてご主人のお仕事にただただ脱帽です。

ということで、hanaの勝手な岩さきさんの星の数 【★★★★★】

高台寺和久傳さん、祗園丸山さんにてのご経験を経られて、柊屋別館さんでは料理長を16年間務められたそのお仕事にはまったくのブレなしです。

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岩さき
京都市中京区釜座通御池上ル723
TEL: 075-212-7800 

お土産のすっぽんちりめんも購入し、お腹も心も大満足で外へ出るとご主人と奥さまのお見送りがありました。

お二人のお姿を後に御池方面へ歩いて行っていると旦那さまが「携帯がないっ」とプチ騒動。

お店にお電話したら奥さまが「今からお持ちしますね~」と走って御池まで持って来て下さって…細やかなお心遣いに最後まで感動。

一生忘れる事が出来ない思い出です。

ということで今度は2日目の夜へと

つづく

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蛸八 in 京都

Cafe Hanaを初めて早3年半。

始めた当初は“そこそこ”フードスタイリスティックな日々を綴る事ができていた気がしますが、最近に至っては“そこそこ”備忘録化しております。

そこへ追い討ちをかけるように3ヶ月前に訪問した京都にての夏の思い出を書き足してみる今日この頃。

お付き合い頂ければ幸いです。

実は私、学生時代から20代にかけては年に2度ほど京都に遊びに行っていました。

「京都大好きです!」

と公言して、食道楽の財務担当母憲子にくっつき、朝食は瓢ていさん、ランチは祇園 さ々木さんで、ディナーはオープン当初のよねむらさんだったり。

今思い出してみれば驚きの贅沢京都旅行を満喫していました。

ここ数年はなんだかんだとバタバタしてふと気づいてみればラストビジットから早5年。

これはいけないと思い

「鱧食べに行きたいんだけど…」

と旦那さまを誘って2泊3日の駆け足京都旅行に行ってきました。

夕方に京都へ到着した初日はお友達お勧めの蛸八さんへ。

こちらは新京極にある和食割烹のお店です。

カウンター11席の小ぢんまりとした店内ですが、夕方6時にして既に満席。

一般的に“メニュー”と呼ばれるものはないので、黒板に書いてある食材をチェックして、その料理法をご主人に伺って、「食べたい!」と思えば即オーダーというスタイルです。

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まずは突き出しの玉子豆腐からスタート。

柚子の香りも心地良く、お出汁も美味しい一品です。

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芋茎(ずいき)は和え物で頂きます。

胡麻たっぷりでかなりリッチですが、芋茎のシャキシャキ感と和え衣のネットリ感が良いバランスです。

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小芋のから揚げはほくほくの美味しさです。

愛らしい形が目にも美味しい。

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大好きな鱧は落としで頂きます。

甘ったるくないすっきり味の梅肉がこれまた美味です。

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旦那さまが大好きな烏賊のお造り

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と鯖のお造り

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と蛸のお造りです。

蛸を山椒入りのお塩で頂くのが個人的にはヒットしました。

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最後は穴子を白焼きで頂こう…と思っていたのですが「穴子はすき焼きだけになるんですよ」とご主人に伺って未知の世界にトライ。

ちょっと濃いめのお味ですが酒の肴にはぴったり。

ご主人と奥さま、そして息子さんの3人で切り盛りされるこちらのお店。

常連のお姉さん方が賑やかな雰囲気を作っていらして何ともアットホームな感じです。

ということでhanaの勝手な蛸八さんの星の数 【★★★★☆】

ご主人のお仕事、とても素晴らしいです。

帰り際に息子さんがいらして「すいません、ちょっとうるさくて」とご挨拶してくださいましたが、いえいえとっても楽しかったです。

お隣に座られたおじいちゃまとおばあちゃまがご飯とお味噌汁をオーダーされてゆっくりお食事されているお姿を拝見してほのぼの。

地元の方にも私たちのような一見さんにもとっても優しい蛸八さんです。

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蛸八
京都府京都市中京区蛸薬師通新京極西入ル東側町498
TEL: 075-231-2995

そして、駆け足京都旅行は明日へと

つづく

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島バナナとドラゴンフルーツ

「歌舞伎って好き?」

と聞かれると

「うん、好き」

とつい答えてしまいますが、私の【カブキ好き】の定義なんて銀座訪問したついでに幕見席のチケットを購入するぐらい。

演目もストーリーもわからないまま、はるか彼方に存在が確認できる役者さんのお着物や立ち居振る舞いの美しさにボーッと見とれる…ホンモノの歌舞伎好きの方から一刀両断にされてしまいそうですが自分としては100点な歌舞伎の楽しみ方です。

そんな邪道歌舞伎ファンの私ですが、旦那さまのおばあちゃまにチケットを頂いて、新橋演舞場で行われている新秋九月大歌舞伎を見に行ってきました。

「あぁ、この1枚で幕見席チケット15枚ぐらい買えそう…」

と変な貧乏性が功を奏し、気合十分でしっかり予習をしていざ出陣。

今回は夜の部に行われた加賀見山旧錦絵(かがみやまこきょうのにしきえ)と色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)を見たのですが、あまりの楽しさに「明日の朝早いから…」と途中でそそくさと退散する旦那さまを引きとめるのも忘れ、すっかりはまってみたりして。

「ストーリーがわかればもっとおもしろいんだ」と歌舞伎本来の魅力に今更ながらに気づいてみました。

加賀見山旧錦絵は“女の忠臣蔵”と表現される事もある演目ですが、お姫様に気に入られている尾上(時蔵さん)をお局の岩藤(海老蔵さん)がいじめまくって、自害にまで追いやります。尾上に使える利発なお初(亀治郎さん)がその仇を討つという単純明快なストーリー。

色彩間苅豆は腰元のかさね(亀治郎さん)と浪人の与右衛門(海老蔵さん)が昼ドラさながらのドロドロの愛憎劇を踊りで演じる迫力の舞台。

話題の海老蔵さんや亀治郎さんを間近に見れてテンション上がったものの、やっぱり時蔵さんのしなやかで美しい立ち居振る舞いには目を奪われてしまいました。

「はぁ、なんてステキ…」

とほんわか気分で帰宅すると、沖縄の叔母からお届けモノが。

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 「ちょっとまだ青いけど」 by 島バナナ





何だかじーっと眺めていると愛らしくて健気なお初を演じ切った亀治郎さんは甘酸っぱい島バナナに、意地悪な岩藤を個性的に演じ切った海老蔵さんは中身もビビッドなドラゴンフルーツに見えてきました。

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 「ね、中もビビッドでしょ」





サボテン科の植物で【ピタヤ】とも呼ばれるこの子。

10年程前に初めて食べた時は甘さも控えめで酸味があるわけでもなく、見た目とのギャップの激しさに「?」状態。

でも、今回送ってもらった子達は沖縄の太陽をたっぷり浴びて甘さも十分。

実はビタミン、ミネラルを豊富に含んだビューティーフルーツでもあるのです。

島バナナも追熟させると綺麗な黄色になって、その甘酸っぱい美味しさはスーパーなどで売られている大き目のバナナとは似て非なるもの。

個性的なフルーツを食べながら、日本の素晴らしい伝統芸能に想いを馳せる。

芸術の秋、満喫したいと思います。

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ラッキーチェリー豆

会社員だった20代前半の頃、友人主催のお食事会(別名:合コンとも言います)によく駆り出されていました。

そんな知らない同士の集まりで決まって話題になるのが出身地です。

私の変なアクセントが気になるのか決まって「出身地は?」と聞かれるので「長崎です」と答えるとにわかにどよめくテーブル。

大抵、ちゃんぽんちゃんとかカステラちゃんとか変なニックネームをつけられて、長崎へは修学旅行で行ったよ的な話が出て、ザビエルとかグラバー邸とかとりあえずの横文字が出てきて、隣の女の子にバトンタッチが通常の流れです。

しかし、ある時スペイン料理のお店で行われたお食事会にてその流れを止めた目の前の男の子の発言。

「九州ってさ“好いとうよ”って言うよね、あれ言われるのが夢だったんだよね~」

周りの子達も見事に喰いついてきて「へ~」とか「かわいいね~」とコメントしつつ、なぜか私の方へ「そのワンフレーズ、ポルファボール」の視線。

そもそも私が育った長崎県佐世保市では「好いとうよ」なんて言わないので、とりあえずはその場をやり過ごそうと目の前のピンチョスでもつまんでみたりします。

でも、期待の眼差しと重圧に段々と耐えられなくなり、結局言わされることに。

「えっとね…」

「好きっちゃん」

と言った瞬間、“鳩が豆鉄砲を食らう”とはこのことかと納得できるぐらいのリアクションを頂きました。

私も思春期半ばにして渡米してしまったので、これが佐世保弁として正解かどうかは不明です。

でも、大好きなモノに対してはこの言葉を連呼していたような気がします。

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 「で、満を持しての登場です~」

 






 

私が長崎で“好きっちゃん”なラッキーチェリー豆です。

ネーミングがネーミングなだけに何なんだという感じですが、中身はシンプルにそら豆の揚げ菓子です。

しょうががぴりりと効いた砂糖衣をまとっているのですが、歯応えがまたいいんです。

「どうしてチェリー豆(しかもラッキー)って言うんだろう…」

と藤田チェリー豆総本店さんのサイトを調べてみたら以下の記載がありました。

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先代貞行が、大正三年佐賀県鹿島市で原料のそら豆を油で揚げた菓子を考えました。 今で言うフライビンズのようなものを「いかり豆」、砂糖をまぶしたものを「サンライス豆」と呼んだのがはじまりです。大正十年、鹿島中学の英語の先生がやってきて、「鹿島の旭が丘は桜の名所だから、チェリー豆としたらどうか」と言われた事から、チェリー豆として誕生しました。
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ラッキーチェリー豆の出身地は長崎ではなく佐賀だったということが発覚しましたが、それはそれでステキ。

ちなみに今日(8日)まで松坂屋本店さんで行われている長崎県大物産展に出店されているみたいです。

ちなみに姉妹品のうに豆とカレー豆もオススメ。

「なぜ、ラッキーチェリー豆のラッキー部分はどこから来たのか」

この謎を解き明かす為に松坂屋本店さんまで走って行って来ようと思います。

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