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島バナナとドラゴンフルーツ

「歌舞伎って好き?」

と聞かれると

「うん、好き」

とつい答えてしまいますが、私の【カブキ好き】の定義なんて銀座訪問したついでに幕見席のチケットを購入するぐらい。

演目もストーリーもわからないまま、はるか彼方に存在が確認できる役者さんのお着物や立ち居振る舞いの美しさにボーッと見とれる…ホンモノの歌舞伎好きの方から一刀両断にされてしまいそうですが自分としては100点な歌舞伎の楽しみ方です。

そんな邪道歌舞伎ファンの私ですが、旦那さまのおばあちゃまにチケットを頂いて、新橋演舞場で行われている新秋九月大歌舞伎を見に行ってきました。

「あぁ、この1枚で幕見席チケット15枚ぐらい買えそう…」

と変な貧乏性が功を奏し、気合十分でしっかり予習をしていざ出陣。

今回は夜の部に行われた加賀見山旧錦絵(かがみやまこきょうのにしきえ)と色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)を見たのですが、あまりの楽しさに「明日の朝早いから…」と途中でそそくさと退散する旦那さまを引きとめるのも忘れ、すっかりはまってみたりして。

「ストーリーがわかればもっとおもしろいんだ」と歌舞伎本来の魅力に今更ながらに気づいてみました。

加賀見山旧錦絵は“女の忠臣蔵”と表現される事もある演目ですが、お姫様に気に入られている尾上(時蔵さん)をお局の岩藤(海老蔵さん)がいじめまくって、自害にまで追いやります。尾上に使える利発なお初(亀治郎さん)がその仇を討つという単純明快なストーリー。

色彩間苅豆は腰元のかさね(亀治郎さん)と浪人の与右衛門(海老蔵さん)が昼ドラさながらのドロドロの愛憎劇を踊りで演じる迫力の舞台。

話題の海老蔵さんや亀治郎さんを間近に見れてテンション上がったものの、やっぱり時蔵さんのしなやかで美しい立ち居振る舞いには目を奪われてしまいました。

「はぁ、なんてステキ…」

とほんわか気分で帰宅すると、沖縄の叔母からお届けモノが。

Img_2197

 

 「ちょっとまだ青いけど」 by 島バナナ





何だかじーっと眺めていると愛らしくて健気なお初を演じ切った亀治郎さんは甘酸っぱい島バナナに、意地悪な岩藤を個性的に演じ切った海老蔵さんは中身もビビッドなドラゴンフルーツに見えてきました。

Img_2200

 

 「ね、中もビビッドでしょ」





サボテン科の植物で【ピタヤ】とも呼ばれるこの子。

10年程前に初めて食べた時は甘さも控えめで酸味があるわけでもなく、見た目とのギャップの激しさに「?」状態。

でも、今回送ってもらった子達は沖縄の太陽をたっぷり浴びて甘さも十分。

実はビタミン、ミネラルを豊富に含んだビューティーフルーツでもあるのです。

島バナナも追熟させると綺麗な黄色になって、その甘酸っぱい美味しさはスーパーなどで売られている大き目のバナナとは似て非なるもの。

個性的なフルーツを食べながら、日本の素晴らしい伝統芸能に想いを馳せる。

芸術の秋、満喫したいと思います。


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